SONY CFS-F70は、1981年にソニーが発売した高級ステレオラジカセであり、当時の最新技術を詰め込んだフラッグシップモデルとして話題を集めました。優れた音質、充実の機能、美しいデザインを兼ね備えており、現在でもオーディオマニアの間で高い評価を受ける名機です。
発売日と当時の定価
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発売日:1981年11月
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当時の定価:128,000円(税込)
高級オーディオ機器として、一般的なラジカセの2倍以上の価格で販売されていた本機は、ソニーの音響技術とデザイン哲学が融合した“憧れの逸品”として知られていました。
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SONY CFS-F70の詳しい仕様
● チューナー部
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受信バンド:FM/AM対応
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方式:PLLシンセサイザーチューナー
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プリセット:AM6局 / FM6局のメモリプリセット機能
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アンテナ:ロッドアンテナ内蔵
● カセットデッキ部
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駆動方式:DCモーター(電子制御)
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テープ方式:ロジックコントロール式フルオートメカニズム
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対応テープ:ノーマル / クローム / メタル
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ノイズリダクション:ドルビーB NR搭載
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録音機能:ライン入力、マイク入力対応
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メカニズム:音声モニター、録音レベル調整可
● アンプ部
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出力方式:BTL(ブリッジ接続)方式
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最大出力:6.5W+6.5W(実用最大出力)
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音質調整:トーンコントロール(BASS / TREBLE)
● スピーカー
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ユニット:10cmフルレンジスピーカー×2
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材質:前面ダイキャストパネルで高剛性・低共振設計
● 電源仕様
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電源:AC100V(家庭用電源) / DC(乾電池駆動可能)
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バッテリー:単1電池×8本
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消費電力:約28W(AC時)
● その他の仕様
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操作パネル:上面にフル操作スイッチ群を配置。シーリングパネル付きで高級感のあるデザイン。
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メーター類:VUメーター内蔵、録音レベルや電源状況を視覚的に把握可能。
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本体寸法:幅約540mm × 高さ約200mm × 奥行約150mm(正確な寸法は不明)
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重量:約9.2kg(電池含まず)
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その他の情報・特筆事項
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デザインの美しさ:フラットなボディに高級感ある金属仕上げのフロントフェイスを採用。
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上位モデルの証:下位機種「CFS-F40」との大きな差別化が図られ、上級者やオーディオ愛好者に人気を博しました。