SHARP THE SEARCHER-W GF-909:昭和のラジカセ
SHARP GF-909(通称:THE SEARCHER-W)は、1981年にシャープが発売した高機能ラジカセで、ダブルカセットデッキや6スピーカーシステムを搭載し、当時の音響技術の粋を集めたモデルです。その迫力あるサウンドと多彩な機能により、音楽愛好家から高い評価を受けました。
1980年代初頭、日本ではラジカセブームが巻き起こり、各メーカーが高性能モデルを競って発売していました。その中で、シャープは「THE SEARCHER」シリーズを展開し、GF-909はその中核モデルとして位置づけられました。GF-909は、国内向けに開発されたモデルであり、海外ではGF-777として知られています。
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発売日と定価
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発売日:1981年(昭和56年)
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当時の定価:118,000円(税込)
詳しい仕様
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製品名:SHARP GF-909 THE SEARCHER-W
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サイズ:幅752mm × 高さ379mm × 奥行166mm
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重量:約12.8kg
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電源:AC100V(50/60Hz)、または単1形乾電池10本(DC15V)
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ラジオ受信範囲:
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FM:76~108MHz
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AM:530~1605kHz
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カセットデッキ:
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ダブルカセットデッキ(デッキ1:再生専用、デッキ2:録音・再生対応)
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メタルテープ対応
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オートプログラムサーチシステム(APSS)搭載
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スピーカー構成:
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16cmウーファー × 2
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スーパーツイーター × 2
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スーパーバススピーカー × 2
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その他の機能:
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バス・トレブルコントロール
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VUメーター
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ライン入力・出力端子
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マイク入力端子
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ヘッドホン端子
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カウンター機能
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アンテナ(伸縮式)
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特徴
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高音質再生:6スピーカーシステムにより、低音から高音までバランスの取れた音質を実現。特にスーパーバススピーカーの搭載により、迫力ある低音再生が可能です。
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多機能性:ダブルカセットデッキにより、テープのダビングや編集が容易。APSS機能により、曲の頭出しもスムーズに行えます。
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堅牢なデザイン:重量感のあるボディと堅牢な作りで、長期間の使用にも耐える設計となっています。
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視認性の高い操作パネル:VUメーターや各種インジケーターにより、操作状況を一目で確認できます。
GF-909は、1980年代のラジカセブームを象徴するモデルであり、その高音質と多機能性により、発売当時から現在に至るまで高い評価を受けています。